発行:富山県郷土史会
発行日:1996年8月五訂版
ページ数:70P
編者:木下秀夫
定価:1,000円(税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「顧みますと、昭和31年の春、はからずも県立図書館長を拝命して四年間の在勤にすぎなかったのですが、フト手にした小柴直矩著『親鸞聖人越中聖磧』がヤミツキとなり、昭和39年『北陸(国)路の親鸞さま』を富山県郷土史会から刊行してから、版を重ねて四回、今回『北国路の親鸞さまと蓮如さま』と改題して、また世に問うことになりました。少しでも皆様方の道案内ができれば幸甚に存じます。」
蓮如上人五百回遠忌を前に、親鸞の足跡に蓮如の足跡を追加して発行されたものです。門徒(たぶん)がまとめたものなので、他の一般書や学術書と比べて読みやすく切り口も違っている。
[目次]
はじめに
一 「敵をうらむな」の一言
二 吉水の草庵
三 承元の法難
四 都を後に
五 越前の四本山
六 倉部川の出あい
七 臼ヶ峰のサカキと光久寺
八 六渡寺の渡りで
九 奈呉の海ちかく
一〇 呉羽山の八幡社
一一 不滅の尊像
一二 波に千鳥の寺紋
一三 辻の徳法寺
一四 親しらずの御難
一五 配所の月
一六 蓮如さま一代
一七 蓮如の家族
一八 蓮如の娘が嫁いだ超勝寺
一九 大津市内の蓮如旧跡
二〇 一向一揆とは
二一 吉崎の繁昌
二二 吉崎の嫁おどし
二三 血染めの聖教
二四 吉崎から二俣へ
二五 山科に本願寺が建った
二六 加越国境に跨がる蓮如関係地
二七 蓮如上人に関係ある民話(越前・加賀・越中)
二八 越中五箇山に残る念仏道場
二九 妙好人の一人「赤尾の道宗」
三〇 越中にも多屋があった
三一 蓮如上人御影道中
おわりに