発行元:北国出版社
発行日:1970年8月初版、1980年2月改訂版
ページ数:125P
著者:森栄松
定価:580円(改訂版、当時)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は金沢城の歴史や構造について記し、実地の案内とするために著したもので、金沢城を理解する一助となれば著者のこの上ない喜びである。」
文庫本であり、著者は平易な解説を心がけたとあとがきにて書いているが、なかなかに詳しい。金沢城に関する概要をとらえるには十分ではなかろうか。
[目次]
一、金沢城の位置
二、金沢城の歴史
1 金沢御坊の創立
2 金沢御坊の陥落
3 佐久間盛政と尾山城
4 前田利家の入城
5 金沢城の完成
6 内堀と外堀
7 金沢城の災害
8 明治以降の金沢城
三、金沢城の主な建造物
1 金沢城の広さと区画
2 大手門と搦手門
3 本丸になった建物
4 二の丸のやかた
5 鶴の丸、水の手門、鐘楼、三の丸
6 玉泉院丸と北の丸
7 広い新丸と細工所
8 出丸と金谷御殿
四、濠と用水
1 城周辺の濠
2 防備に役立つ用水
附録
成巽閣
金沢城略年表