編集・発行:氷見市立博物館
発行日:2007年10月初版
ページ数:33P
定価:200円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「氷見地域の丘陵の大部分は、風化しやすく、崩れやすい泥岩などの軟岩から成り立っています。また、平野もほとんどが沖積地や砂丘であり、こちらも軟弱な地盤といえます。従って、ひとたび地震や大雨などに見舞われると、大きな被害を受けることが何度もありました。また、人間の不注意による火災が、地域独特の強風によって大火となり、たくさんの被害が生じたこともたびたびありました。氷見地域の歴史は、これらの災害に立ち向かってきた人々の歴史ともいえるのではないでしょうか。」
本書は、平成19年10月19日から同年11月11日までの会期で開催された特別展の解説図録です。モノクロ記事(一部カラー)ではあるが、内容はよくまとめられている。本書は氷見市立博物館で購入できます。
氷見市立博物館 刊行図書ホームページ
[目次]
序 災害と氷見
Ⅰ 地震とその痕跡
(1)大鏡洞窟の調査と保全対策工事から
(2)天正地震と木舟城
(3)中谷内遺跡と惣領浦之前遺跡
Ⅱ がけ崩れと市内の遺跡
Ⅲ 地すべり
Ⅳ 火事
(1)近世氷見町と火事
(2)昭和の氷見町大火
(3)火事見舞い
Ⅴ 洪水
Ⅵ その他の災害