編集・発行:長浜市長浜城歴史博物館
発行日:1996年4月初版
ページ数:28P
定価:200円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「豊臣秀吉が天正のはじめ、湖岸の漁村『今浜』の地に築城を開始してから420余年の歳月が流れました。北近江3郡の城持ち大名となり、長浜城を築城したころの秀吉は、木下から羽柴藤吉郎秀吉へと改姓した30歳代の、もっとも希望にあふれた時代でもあります。秀吉は城の築造をはじめ、城下町形成にも尽力したため長浜の地は城下町として栄え、周辺地域の中心的な役割を果たすに至りました。この英知ある長浜での城下町づくりは、やがて大坂などの城下町づくりの基礎にも結びつき、秀吉にとって長浜の地は第二の故郷であったといっても過言ではありません。この解説書は、秀吉の生涯のなかでとくにこの長浜城時代を中心にまとめたものです。長浜城の成立やその縄張、城下町の成立などに焦点をあてくわしく紹介しています。」
総フルカラーページで、小さいながら、小谷城絵図や賤ヶ岳合戦図屏風、小牧長久手合戦図屏風などの絵図や、横山城・長浜城・山崎城・賤ヶ岳砦の縄張図を掲載している。本書は長浜城歴史博物館で購入できます。
長浜市長浜城歴史博物館ホームページ
[目次]
1 浅井氏と姉川合戦
2 横山城将として
3 横山城について
4 長浜築城
5 長浜城の縄張
6 城下町の成立
7 秀吉の湖北統治
8 秀吉をめぐる人々
9 石田三成と近江衆
10 秀吉と町衆・一向衆
11 本能寺の変・山崎合戦と湖北
12 賤ヶ岳合戦
13 小牧長久手合戦と湖北
14 豊臣秀吉と町衆