出版社:兵庫県学校厚生会
発行日:1972年11月初版
ページ数:138P
編者:郷土の城ものがたり但馬地区編集委員
定価:270円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「学校厚生会は、このたび郷土の城に重点をあて、これらの城をとりまくもろもろの話を、県下における郷土史家・会員である学校の先生がたのお力添えをいただき、さきに発行した『郷土の民謡』につづく第二弾として県民各位・児童生徒の諸君に送ることにいたしました。」
郷土の城シリーズの但馬地区。但馬・丹有・淡路・阪神・東播・西播・中播・神戸の全8冊から成る。先生が児童に向けて書いている前提なので、読みやすい。城の構造的な部分はほとんど触れてなく、城の歴史や物語を中心にまとめている。収録の城も少ないので、一城単位では十分な分量ではなかろうか。
[目次]
朝来郡
竹田城
竹田城の出城として活躍した山東町の城
黒田城と休範のたたり
豊臣秀吉がせめおとした高生田城
市御堂城と八士塚
生野城
養父郡
白猪を退治した豪傑高清と朝倉城
水源を絶たれて落城した八木城
一族郎党ことごとく自害して果てた宿南城の落城
藤堂高虎をなやませた横行砦
はかりごとがもれ降伏した浅間城
出石郡
太田昌明と亀が城
此隅城と山名氏
出石城
仙石騒動と仙石左京
豊岡市
南朝がたの孤城三開山城
九日市城と当辺羅山の合戦
豊岡がつくり徳川がやめた豊岡城
鶴城と野田合戦
城崎郡
水生城
楽々前城
篠部氏と志馬比城
丹生養山城落城ものがたり
訓谷林甫城攻防のものがたり
美方郡
七美の古城ものがたり
二方の古城ものがたり