出版社:学研
発行日:2007年10月初版
ページ数:171P
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
小国ながらこれほど有名な家はないであろう。真田家の三代の歴史をまとめている。これまで同様の書籍が多く出ているので、持っていなければおすすめ。それにしても、歴史群像シリーズはそろそろフルカラーページにならないでしょうか。
[目次]
巻頭折込
鳥瞰リアルイラスト 真田郷
真田三代略年表と軌跡
巻頭カラー
複合城砦群 戸石城
上野支配の拠点 岩櫃城
郷土に迫る徳川軍七〇〇〇余を誘引撃破
秀忠率いる徳川軍三万八〇〇〇余を翻弄
大坂冬の陣 真田丸の攻防
大坂夏の陣 道明寺合戦
大坂夏の陣 天王寺決戦
衛星写真で見る信州・上州
真田家遺品集成
幸村と真田十勇士
第一章 真田幸隆(幸綱)
“調略”を武器に仇敵の武田家中で台頭
上野吾妻地域を”計略で奪取”
“先方衆”でありながら”御先衆”として一軍を指揮
幸隆の本拠地は真田郷のどこにあったのか?
第二章 真田昌幸
戦国大名へと躍進させた”表裏比興”の名将の栄光と挫折
たび重なる主家替えの訳
豊臣天下での昌幸の地位と同時代の評価
呪術・妖術的な真田忍びを駆使して大敵を翻弄
第三章 真田幸村
家康の心胆を寒からしめた「真田日本一の兵」の名将
人質生活の実態
寡兵よく大兵を破る極意
一歳違いの嫡男と次男。宿命の兄弟の実際の素顔は?
大坂城内での立場と同時代の評価
信州や奥州に残った幸村の系譜
第四章 真田信之
徳川家を憚りつつ、六連銭の意地を貫いた長き治世
磐石なる真田宗家の礎を築いた深謀遠慮
“三代”後の松代藩真田家
“真田流軍学”の虚実
第五章 分析 真田家
真田家のルーツ
真田氏の領国経営
真田家臣団の変遷
徹底検証 真田伝説
真田三代 人物辞典