発行・編集:鳳来町
発行日:1997年3月初版
ページ数:580P
定価:5,500円(税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
地元自治体編集による長篠合戦の史料集。長篠合戦を研究するときは必携の一冊。鳳来町が平成の大合併で新城市となったため、町誌をどこで入手できるのか不明である。古書としても若干出回っているが、10年前の発行であり在庫としても残っていると思うのだが。
[目次]
第一章 三遠地方の戦国時代
第一節 当地方の諸豪の動き
第二節 近郷の武将たち
第二章 武田勝頼 三河の長篠出陣
第一節 徳川家康、長篠城奪回
第二節 上信勢の参陣
第三節 武田軍、三河路を進む
第四節 武田軍、宇利集結
第五節 長篠城近辺の道
第三章 長篠城の備え
第一節 城主奥平貞昌
第二節 長篠城郭
第三節 長篠城跡地下レーダー探査
第四章 武田軍、長篠城攻めの配備
第一節 長篠・有海側陣地と武将たち
第二節 乗本五砦とその武将たち
第五章 長篠城の攻防
第一節 奥平氏子孫二家の書き上げ
第二節 中津藩史の長篠城攻防
第三節 鳥居強右衛門勝商
第四節 家康、信長に援軍を要請
第五節 勝頼、陣中からの書状
第六章 信長出陣と勝頼の選択
第一節 信長出陣
第二節 織田・徳川軍、設楽原へ布陣
第三節 武田軍の対応
第七章 織田・徳川軍と武田軍の激突
第一節 鳶が巣山砦の奇襲
第二節 設楽原の対決
第三節 武田軍旌旗揺らぐ
第四節 武田軍の敗走
第五節 戦いの後
「長篠の戦い」補完資料
一.家康と山家三方衆
二.笛と鉄砲
三.長篠合戦寸話
四.「郷土」掲載の「長篠の戦い」関係論稿一覧
五.長篠合戦余話
六.文学で読む「長篠の戦い」
長篠戦後関係四二〇余年史
年表補完資料
一.鳥居強右衛門勝商 長篠戦役陣没将士 三百五十年祭
二.長篠合戦のぼりまつり
三.設楽原決戦場まつり
四.天正の昔を偲ぶ「月見の宴」
五.中学生のアメリカ派遣
六.詩歌・短歌・俳句・漢詩
七.関係施設
「長篠の戦い」郷土文献