出版社:光村推古書院
発行日:2005年10月初版
ページ数:109P
著者:新創社
定価:1,700円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「歴史は縦に堆積する。しかし、それは静かにではなく、常に古きものの破壊と新しきものの創造という荒々しいかたちで行われます。いま現在の日本でそのことを最も強く実感させる都市空間は東京をおいてほかにありません。太田道灌が切り拓き、徳川家康が本格的に作り出した江戸という町は、当初江戸城を中心に極めて精緻に区画された計画都市であり、その規模は現在に比較すれば相当にこじんまりとしたものでした。それが江戸260余年の歳月を経て膨張し、明治維新を契機に名実ともに、政治・経済・文化の中心となるに及び、拡大に継ぐ拡大を繰り返し、ついに今の巨大都市空間に変貌を遂げました。」
江戸時代の東京の地図に半透明の現代地図を重ねて、地域の変貌の様子を楽しむようになっている。地図好きや江戸時代好きにはおすすめの一冊です。
[目次]
東京タイムトリップマップ
東京タイムトリップマップエリア図
東京タイムトリップマップ
江戸時代歩き
忠臣蔵
桜田門外の変
江戸の「粋」を歩く
江戸深川散歩 宮部みゆきの物語を歩く
「本所深川ふしぎ草紙」を歩く
「初ものがたり」を歩く
「ぼんくら」「日暮らし」を歩く
宮部みゆきの時代小説INDEX