新修彦根市史 第一巻 通史編古代・中世

新修彦根市史 第一巻 通史編古代・中世 新修彦根市史 第一巻 通史編古代・中世
発行・編集:彦根市
発行日:2007年1月初版
ページ数:713P
定価:5,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
ようやく刊行が始まった通史編です。古代から関ヶ原前の中世まで収録されている。宣伝用ちらしは石田三成ですが、三成の部分は数ページです。彦根城下町検定の勉強として中世編は目を通しておくのがよいでしょう。最新の市史としては、モノクロページ、年表もなし、付図もなしと少し寂しいです。
内容を確認したい場合は、キャッスルロードの夢京橋あかり館で読むことができます。市役所か彦根市内の書店で購入できますが、休日の場合は彦根城博物館でも購入できます。
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[目次]
序章 彦根市の位置と環境
第一節 彦根市の位置
第二節 彦根市の地形環境
古代
第一章 彦根のあけぼの
第一節 縄文人の登場
第二節 水辺の縄文文化
第三節 弥生への胎動
第四節 弥生の生活と文化
第五節 戦乱の弥生時代
第二章 大和政権と近江
第一節 荒神山古墳と大和政権
第二節 倭の五王の時代
第三節 継体大王の時代
第四節 古墳時代後期社会
第五節 遣唐使犬上君とその周辺
第三章 律令国家と近江
第一節 大津宮と古代寺院
第二節 壬申の乱
第三節 郡郷と地方官衙
第四節 封戸と荘園支配
第五節 村落と景観
第四章 平安京と地方社会
第一節 豪族たちの活動
第二節 国郡行政の展開
第三節 神仏への信仰
第四節 券売の世界
第五章 湖の国の変貌
第一節 院政の成立と彦根寺参詣
第二節 荘園制の成立
第三節 交通の諸相
第四節 湖の民の活動
第五節 戦乱と彦根
中世
第一章 守護佐々木氏と地域の様相
第一節 守護佐々木氏の登場
第二節 荘園の様相と民衆の生活
第三節 敏満寺と多賀社
第二章 南北朝の内乱と守護支配の展開
第一節 内乱の広がりと湖東
第二節 六角氏と京極氏
第三節 六角・京極氏の領国支配と土一揆
第三章 湖東地域の変容と商業の発達
第一節 荘園の変容
第二節 湖東の交通・宿と戦乱
第三節 商業の発達と湖上交通
第四節 発掘されたまちとむら
第五節 中世の信仰と文化
第四章 戦国の争乱と村々
第一節 応仁の乱と六角氏・京極氏
第二節 国人・土豪と地域社会
第三節 佐和山城をめぐる戦いと地域編成
第四節 番方講と一向一揆
第五章 近世のはじまり
第一節 信長「天下布武」の戦い
第二節 豊臣政権下の佐和山城
第三節 石田三成の佐和山入城
第四節 佐和山築城と城の構造
第五節 豊臣政権内部の権力闘争