出版社:新人物往来社
発行日:1999年3月初版
ページ数:450P
定価:2,400円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「戦国合戦は、日本史の中でもっともテーマのひとつである。戦国時代の合戦が生み出す躍動的なドラマは、歴史上の意義を越えて多くの日本人の心をつかんでいる。また、戦国時代には、北条早雲、毛利元就、織田信長、徳川家康など、傑出したヒーローが登場し、戦国時代の魅力に色彩を与えている。これまで、戦国武将や合戦、城をテーマにした関連図書は数多く出版されたが、古記録や古文書に視点を当てた研究の原点となる書籍・図書は少ない。」
[目次]
巻頭総論 戦国合戦「古記録・古文書」の基礎知識
歴史随想 古記録・古文書からみた戦国合戦の謎
小山田信茂殺害の謎
「甲陽軍鑑」を読む
相馬氏と伊達氏
小早川隆景宛明智光秀文書への疑念
琉球の役とサツマ芋
平瀬城はどこか
大村純伊敗戦記録の虚構
古文書と編纂物のあいだ
四国の戦国合戦
急がれた関ヶ原の戦い
特別事典 「古記録・古文書で解く」戦国合戦66選
戦国合戦一覧
特別寄稿 新視点・戦国の合戦
瀬戸内海の水軍 一通の古文書から見た厳島合戦と村上氏一族
江戸湾の海上戦 後北条氏水軍の活躍
戦国期播磨国の合戦小考 幻の朝日山合戦をめぐって
文禄・慶長の役 戦国武将の海外出兵
特別企画 戦国一五〇年・国別合戦年表
入門事典 戦国合戦「古記録・古文書」人物事典 -戦国の記録者-
戦国合戦 「古記録・古文書」基本図書一覧
戦国合戦 「古記録・古文書」所蔵先一覧
特別付録 古戦場ガイド
特別資料 戦国合戦古記録年表