発行・編集:石川県立埋蔵文化財センター
発行日:1994年3月初版
ページ数:15P
定価:非売品
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
本報告書は金沢城跡の国重要文化財となっている石川門と特別名勝なっている兼六園を結ぶ橋(通称、石川橋)の架け替えに伴って発掘調査されたものをまとめたものである。少ないページ数ながら、カラーで見やすくなっており、江戸後期の遺構ばかりではなく、金沢御堂期や金沢城初期の遺構も見つかり、大いに成果があがった様子が読み取れる。
[目次]
はじめに
Ⅰ 金沢城をめぐる歴史
a) 金沢城発掘の歩み
b) 金沢御堂と金沢城
Ⅱ 石川門前土堤の変遷
a) 土堤の構造と基本土層
b) 金沢御堂期
c) 江戸前期
d) 江戸中期以降
Ⅲ 寛永9年導水の辰巳用水木樋の調査
Ⅳ 金沢市辰巳用水の木樋の樹種
Ⅴ まとめ
おわりに