発行:高岡市立中央図書館
発行日:1999年3月初版 (底本:1939年)
ページ数:96P
著者:増山安太郎
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
古文献を写真印刷して復刊する高岡市の古書古文献シリーズの一冊である。本書は珍しい高岡城に関する歴史をまとめたものである。高岡城は加賀前田藩2代藩主利長の隠居城として築城され始めたが、完成をみることなく廃城となった経緯がある。
本書は高岡市立図書館(3F)で購入することができる。見本誌も置いてあるので内容を見てからの購入も可能である。高岡駅南口の市立駐車場を利用すると1時間の駐車料サービスを図書館で受けられる。
高岡市立中央図書館 刊行物紹介ページ
[目次]
第一 前田利長卿高岡に築城す
一 富山城の火難
二 新城を関野に築く
三 高山南坊城の縄張りす
四 関野を高岡と改称す
五 木町を開く
六 築城の工事進めらる
七 本丸の石垣崩壊す
八 築城の功成る
九 利長卿高岡城に入る
第二 高岡城の結構
一 高岡城の地取り
二 高岡城の縄張り
第三 高岡の城下
一 武家屋敷
二 高岡の城下町
三 城下の防備
第四 高岡城の地位
一 近代の城地
二 高岡の地勢
三 金澤城との比較
四 三州政治の中心
五 暗雲低迷の天下
六 豊臣秀頼利長卿を誘ふ
七 利長卿薨後の高岡城
第五 高岡城破却せらる
一 一国一城の令
二 加賀藩高岡城址の保存を図る
三 古城址に藩倉を建つ
四 古城址公園となる