阿波一宮城 徳島市民双書27

阿波一宮城 徳島市民双書27
発行:徳島市立図書館
発行日:1993年3月初版
ページ数:325P
編者:湯浅良幸
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「阿波一宮城は著名なわりに史料は少ない。巷間史料して伝えられているものの中には史料的価値に欠けるものが少ないない。このたび地元の一宮町文化おこし委員会によって一宮町顕彰事業が企画され、本書の編集委員であるわれわれに協力を求められた。」
阿波一宮城についての現在の研究成果をまとめたものといえる。当時、「阿波一宮城史料集」「阿波一宮城シンポジウム」、そして本書と阿波一宮城を通して一宮町文化おこし事業が行なわれたようですが、本書は当時の様子を知ることができる入手可能な唯一の書です。
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[目次]
第一章 概説
第一節 一宮町の位置と地理的環境
第二節 一宮町の歴史的環境
第三節 一宮城研究史
第二章 一宮の歴史
第一節 一宮司河人成高
第二節 「一宮」の由来
第三節 荘園一宮の歴史
第四節 一宮城主一宮氏
第三章 一宮氏の系図
第四章 一宮城の遺構
第一節 位置と地形
第二節 一宮城の占地と曲輪配置
第三節 一宮城各部の遺構とその解説
第四節 一宮城防備の工夫
第五節 石垣と石造遺構など
第六節 一宮城の水源
第七節 里城跡とその周辺
第八節 城下周辺の町と寺院
第九節 南城と北城
第十節 外郭と出丸
第十一節 遺構の築造年代と廃城年代
第十二節 一宮城研究の問題点と今後の課題
第五章 粟凡直若子と古代の名方郡
第一節 「そら」と山口
第二節 国造碑と粟凡直一族
第三節 粟凡直若子
第四節 九世紀の粟凡直氏
第五節 山の世界と平野の世界の交流の開始
第六章 一宮周辺の信仰
第一節 一宮神社
第二節 熊野信仰
第三節 一宮の板碑
第四節 四国遍路
第七章 一宮城史話(一)
第一節 一宮城址
第二節 一宮氏の系譜
第三節 阿波と小笠原氏
第四節 一宮城と小笠原氏
第五節 一宮築城当初の長宗
第六節 細川氏の四国経営
第七節 山嶽武士の呼称と其根拠地
第八節 山嶽武士の根拠地及其連絡
第九節 細川氏の根拠地勝瑞城
第十節 細川頼春と一宮長宗の戦い
第十一節 正平の板碑について
第十二節 一宮氏細川氏と和す
第十三節 山嶽武士の凋落、一宮城跡之記
一宮城史話(二)
第一節 一宮氏と其の士風
第二節 一宮城に関する記録の二、三
第三節 一宮氏と其の一族 三好氏の勃興(一)
第四節 一宮氏と其の一族 三好氏の勃興(二)
第五節 一宮長門守成祐(一)
第六節 一宮長門守成祐(二)
第七節 一宮長門守成祐(三)
第八節 一宮長門守成祐(四)
第九節 一宮城と長曽我部氏
第十節 一宮城と蜂須賀氏
附一 一宮神社について
附二 上一宮大粟神社
附三 一宮城研究参考文献
資料編 一宮古城跡書