出版社:日本経済評論社
発行日:2006年5月初版
ページ数:320P
編者:橋本哲哉
定価:4,500円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
北陸の中核都市 金沢の形成と発展を、政治・行政・経済・社会・軍事・教育・宗教などさまざまな角度から総合的に検討し、近代都市像の再構成を試みる。
本書は、「金沢市史」通史編三近現代と同時に編集がすすめられたものであり、執筆者も大部分が重なる。金沢市史は頁数の関係で編年体とされ、本書と一体として評価してほしいと編者は述べている。
[目次]
序章 地方都市「金沢」
第1章 金沢の士族と授産事業
第2章 明治後期金沢の市行政・地域社会・住民組織
第3章 真宗大谷派本山両堂再建事業と加賀門末
第4章 地方都市金沢における米騒動と社会政策
第5章 金沢市郊外鉄道敷設と地域社会
第6章 石川県立憲青年党と都市社会政策
第7章 「軍都」金沢と地域社会
第8章 「学都」金沢形成の端緒
第9章 ヘレン・ケラーと林「加賀内閣」
終章 近代日本の地方都市研究の成果