戦乱の空間 第6号

戦乱の空間 第6号
発行日:2007年7月初版
ページ数:113P
編者:戦乱の空間編集会
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
城郭を単独で捉えるだけではなく、歴史背景や地理的ルートの中での存在意義を考察する、戦乱の空間の第6号。販売価格がホームページでは1,500円となっているが、1,000円で購入できます。
高田徹氏の「山城・平山城の斜面」については日頃疑問に思っていた、山城や平山城の木々の繁茂について当時はどのようであったか、という点を考察していて興味深く読んだ。印刷の関係で、イラストは鮮明であるが、写真はきれいとは言えないが、城そのものというよりは空間のなかでの城の存在を考察する本シリーズは独特の視点であり、おもしろい。
戦乱の空間ホームページ


[目次]
古代山城に見る防御装置群と戦術
-縄張り研究の視点から-
鎌倉期に見る陣城群と戦術
-相模鎌倉城の「極楽寺尾根防衛ライン」から-
川の城、道の城
山城・平山城の斜面
-城郭における樹木繁茂に関する一考察-
阿波白地城の考察
遺跡としての「海城」
-伊予「見近島城跡」を中心に-
古代烽に対する基礎的検討