出版社:青春出版社
発行日:2006年11月初版
ページ数:232P
編者:歴史の謎研究会
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「『戦国時代』は、日本史のなかで最もドラマチックな時代。だから、この時代を取り上げた小説やドラマには、ハズレが少ないといわれる。NHKの大河ドラマも、戦国時代を舞台にすると、視聴率がハネ上がるという法則がある。ところが、学校の授業ではその面白さを十分伝えてくれないし、小説やドラマは面白いが、主人公とその周辺にテーマが絞られるため、この時代の全貌をとらえることは難しい。そこで、この本の登場である。」
舞台裏が必ずしも面白いとは言えない。むしろ脚色された世間の常識が面白いこともあろうが、世間の常識が事実と異なることがいかに多いことか、という視点で読んでみるととても面白いものがある。
[目次]
第一章 意外と知らない「戦国時代」の基礎知識
戦国時代、室町幕府は何をしていた?
第二章 「信長・秀吉・家康」の隠された秘密
信長はなぜ京都に築城しなかったのか?
第三章 表には出せない「名武将」たちの素顔
「入道」と呼ばれる武将が多いのはなぜ?
第四章 「戦場」で繰り広げられた本当のドラマ
勝ち戦、負け戦の判断はどこで決まったか?
第五章 歴史を動かした「合戦」の裏側
武田信玄と上杉謙信が川中島で五回も戦ったのは?
第六章 あの人物がたどった「その後」の運命
関ヶ原で敗れた石田三成の子どもはその後どうなった?