発行・編集:福井市立郷土歴史博物館
発行日:2007年5月初版
ページ数:53P
定価:600円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「2007年は福井藩祖結城秀康の没後400年にあたります。秀康は、豊臣秀吉や徳川家康などによって天下統一がなされた時代に生きた武将であり、初代福井藩主として福井が発展する礎を築きました。秀康は天正2年(1574)に徳川家康の二男として誕生しましたが、同12年の小牧・長久手の戦いの後に羽柴(豊臣)秀吉の養子となり、さらに同18年に結城晴朝の養子となりました。そのため徳川家を継いで江戸幕府の将軍になることができませんでした。当展では、結城秀康に関わる古文書や記録、遺品など40点余の資料を展観して秀康の生涯や事績を紹介するとともに、その遺徳を偲びたいと思います。」
平成19年春季展示の図録です。城郭関係資料としては、「結城御城之図」「北庄城御天守絵図」「北庄城城郭図」の3点が掲載されている。掲載された写真は大きくはないが、鮮明な印刷である。
福井市立郷土歴史博物館ホームページ
[目次]
一 越前国拝領以前
二 越前国拝領以降
三 秀康にまつわる遺品
総説 福井藩祖結城秀康
資料翻刻
出品目録