史料年表能登の中世戦国史 七尾城と小丸山城

史料年表能登の中世戦国史 七尾城と小丸山城
出版社:北国新聞社出版局
発行日:2005年9月初版
ページ数:823P
著者:坂下喜久次
定価:3,000円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆
書評:
「七尾城と小丸山城」という標題であるが、広く能登地域の中世から近世までの歴史史料をまとめた書である。その史料の数は約1600点、頁数も800ページを超える大作である。これだけの史料を集め、まとめることにどれだけの努力と労力があったか想像もできないが、一般市民に向けれた書とは言え、中世能登研究者にとっても今後は必携の一冊となるだろう。内容は史料・史実をできるだけ忠実に再現することに重きを置いているため、読み物として購入するとがっかりするかもしれない。この書を足がかりに更に探求するという使い方がよいだろう。
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[目次]
はしがき
第一部 歴史の舞台能登の庄園
第一章 羽咋郡
第二章 鹿島郡
第三章 鳳至郡
第四章 珠洲郡
第二部 守護畠山氏と能登国
第一章 南北朝合一、畠山氏能登の守護となる
第二章 応仁・文明の乱、戦国時代となる
第三章 永正一揆拡がる
第四章 享禄の錯乱起こる
第五章 畠山氏の内訌、天文の乱
第六章 重臣の抗争と弘治の大乱
第七章 能登の下克上
第八章 上杉謙信軍の南進
第三部 前田氏の能登領有
第一章 織田軍団の進攻
第二章 前田利家能登の国主となる
第三章 秀吉と利家
第四章 七尾城と城下町が開墾される
第五章 所口屋敷を城郭地とする
第六章 前田利政能登の領主となる
第七章 七尾町名変更の略歴史
あとがき