出版社:山梨日日新聞社
発行日:2006年12月初版
ページ数:222P
著者:第一章 荻原三雄、西岡広平、太向義明、平山優、数野雅彦、山下孝司、石川博、第二章 山梨日日新聞社
定価:1,400円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書の第一章は、山梨日日新聞の平成18年10月31日付から12月10日付、第二章は月刊誌「ザやまなし」平成18年1月号から11月号にそれぞれ掲載され、単行本化するにあたって新たな原稿を加え再編集したものです。
元新聞や雑誌の記事ですが、NHK大河「風林火山」に合わせて、非常にタイムリーな内容です。掲載されている写真は大きく、また数も多いので、山本勘助の入門編としては最適であろう。
[目次]
第一章 勘助を追う
山本勘助という男
実力の世紀 -勘助登場の背景-
諏訪侵攻
破格の登用
信濃攻略の知恵袋
信玄と諏訪御料人
城取りと勘助
勘助伝承と甲信国境
武田城下の勘助屋敷
甲州法度と勘助
川中島の戦い
晴信の使者「山本管助」
「甲陽軍鑑」とは何か
脚色された勘助像
揺れ動く「甲陽軍鑑」の評価
イメージされた勘助
第二章 勘助を継ぐ
蔵原の墓、位牌
小池の「山本巻」
浅川の通称「道通」
宗泉院の石祠
下円井の「山本稲荷」
行蔵院の「念持仏」
勘助屋敷跡を伝える
「甲斐善光寺」建立
勘助不動さん
若き日の智将
智将の最後
「長篠」以来、慰霊と顕彰
付章 勘助を歩く(資料編)
山本勘助年譜
武田氏ゆかりの史跡
信玄と家臣団
信玄をめぐる女性たち