発行日:1983年10月初版
ページ数:151P
編者:上田市立博物館
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「真田昌幸によって天正11年に上田城が築かれてから400年が過ぎました。上田築城は現上田市街地の原型となった上田城下町の始まりでもあり、意義深いものがあります。上田市では、昭和58年に『上田築城400年祭』を挙行しましたが、この特別展は、その時点までの真田氏関係史資料を対象としました。つまり、時代的には、上田築城を中として戦国時代から近世初頭にかけてになります。この特別展に際して発行しました図説『真田史料展』は第5刷を数えましたが、今回、表題と装丁を改めて、第6刷を刊行いたします。」
書評:
この冊子は、昭和58年に上田市立博物館で開催された特別展の展示解説図録であり、200点にものぼる展示物の写真が掲載されている。当時のものののため、巻頭に一部カラーがあるのみで基本的にモノクロである。しかしながら、値段も高くはないので真田氏が好きな方なら持っていて損はないだろう。昭和58年から早20年以上経過しており、新規遺物も増えているだろうから、追補版があってもよいのだが。
上田市立博物館で購入できる。
上田市立博物館頒布冊子一覧表
[目次]
上田城 -その原点を考える-
上田城築城
展示解説
真田氏 -その発祥-
真田幸隆
真田信綱・昌輝兄弟
真田昌幸
上田城築城以前の真田氏関係城砦
上田築城
上田城下町の形成
神川合戦
名胡桃城と小田原の役
関ヶ原の役と上田籠城
昌幸・幸村高野配流
真田幸村と大坂の役
真田信之
松代移封
真田昌幸夫人寒松院
真田信之夫人大蓮院
矢沢頼綱・頼幸
真田信昌
真田高勝
真田昌親
真田信吉
真田信政
仙石氏と上田城大修築
上田築城にまつわる民俗芸能