発行元:城郭談話会
発行日:1995年12月初版
ページ数:288P+図版25P+図1枚
編者:角田誠、谷本進
定価:2,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「今回『淡路洲本城』をテーマとして選んだ理由としまして、①先の『但馬竹田城』や『播磨利神城』が、織豊期および江戸時代初期の比較的短期間にしか機能しなかった城郭でしかなかったので、今回は明治維新まで機能した、重厚な歴史を有する城郭にトライしてみたい、すなわち徳川時代という安定期における山城の存在形態を知りたい。②『淡路国』は大阪湾の海上交通の要衝にありながら、遂に一国として独立し得なかった理由を考えてみたい、例えば淡路独自といえる城郭が存在したか否かを知りたい。③明石架橋の完成に近づいて、土地開発も活発化しており、中世城館跡遺構を再確認しておきたい。④私達のメンバーの中で最も声の大きい人が大声で提案した(?)、などが挙げられると思います。」
城郭談話会の個別城郭研究論集の3冊目。淡路洲本城を多角的に考察した論文が並ぶ。ボリューム感に圧倒されます。
事務局である角田様宅にハガキで残部を確認できます。購入申込みも同様に。
〒664-0846 兵庫県伊丹市伊丹 3-8-5 角田誠方
[目次]
第一部 淡路洲本城
遺構面からの研究
構築物からの研究
遺物からの研究
誌上復元の試み
第二部 淡路の城
中世城館
最近世の築城