発行元:姫路市立城郭研究室
発行日:1992年3月30日初版
ページ数:168P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
日本城郭センター(姫路市立城郭研究室)の年度事業をまとめた会報。姫路城を中心に全国の城郭研究の論文が収録されている。姫路城の城郭修理の概要を知るには第一の資料となる。
論文は創刊号だけあって多彩。姫路城の昭和大修理の成果は第2号と対で揃えたい。
姫路市立城郭研究室のホームページの刊行物ページから購入できる。創刊号は残念ながら品切れである。
姫路市立城郭研究室ホームページ
[目次]
石田善人
播磨の国府と国庁をめぐる歴史的環境
北垣聰一郎
姫路城中濠の水系に関する一考察
秋枝 芳
姫路城昭和の大修理の成果と展望(1)
-考古資料の再検討-
森 恒裕
淳心学院出土遺物の再検討
-16世紀後半から17世紀初頭における姫路城下町の様相に関する予察-
大谷輝彦
姫路城大天守地階出土の鐔について
生田国男
鎌倉時代初期における播磨国大部庄の運営について
多田暢久
書写・坂本城の縄張りについて
-室町期の播磨守護所-
篠野志郎
『ΠΕΡΙ ΠΑΡΑΔΡΟΜΗΣ』における集住形式としての軍事施設
-ビザンツ帝国における都市について-