発行元:愛知中世城郭研究会
発行日:1995年3月初版
ページ数:244P
定価:2,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
1988年に結成された愛知中世城郭研究会の機関誌第2号。愛知県の中世城館跡調査の協力などを経て、機関誌も中世城郭研究の基礎となる縄張図中心の論文となっている。とにかくなかなかボリューム(ページ数)です。今号は、愛知県額田郡額田町所在の日近城を会員間の共同研究という立場から、多角的な分析を試みています。
愛知県近郊の城郭に興味ある方は以下のページへ。品切れにならないうちにどうぞ。
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[目次]
特集「日近城の共同研究」について
特集「日近城の共同研究」について
秦梨子郷の城と砦
日近城の遺構とその構造
額田町域の奥平氏とその拠点
日近城に見る居館と詰城の存在形態
城郭研究と考古学的調査
日近城の石積遺構
奥平氏関係主要城館概要
史料紹介 広祥院文書「当院由緒並開基奥平信昌公御由緒」
「城郭伽藍本證寺」の再検討
丹波八上城包囲の付城について -織田政権の丹波攻略期から-
犬山城の瓦について -特に桐紋瓦を中心として-
三河加茂郡大島陣屋遺構の現状と陣屋平面図
田原城の絵図について(その1) -絵図から見る田原城の構造-
渥美半島における幕末海防築城 -特に田原藩赤羽根番所と大垣新田藩日出台場について
倭城の遺物について
書評 愛知中世城郭研究会『愛城研報告』創刊号