名古屋城石垣の刻紋 続・名古屋城叢書2

名古屋城石垣の刻紋 続・名古屋城叢書2
発行元:財団法人名古屋城振興協会
発行日:1999年3月初版
ページ数:213P
著者:高田祐吉
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
名古屋城の石垣に残る刻紋(模様)を研究した書籍。刻紋は他の城でも残っているが、専門に研究した書籍は少ない。何の目的で残されたかという点は現在も議論の余地を残しているが、一つの到達点としてこの書の意味は少なくない。
名古屋城振興協会ホームページ


[目次]
第一部 名古屋城石垣の刻紋
一 刻紋
二 刻紋の表し方
三 刻紋はなぜ必要であったのか
四 大名によって異なる表記形式
第二部 名古屋城の普請
一 名古屋城の位置と普請
二 名古屋城の構成と普請の経過
三 刻紋いろいろ
第三部 残石の刻紋
一 名古屋市内
二 採石地とその付近
三 矢穴
第四部 天守台
一 加藤清正の希望による築城
二 設計変更
三 失われた刻紋
四 墨書
五 小代の刻紋
六 天守台刻紋の分布
第五部 刻紋の分布(続き)
一 加賀藩前田の石垣
二 紀州藩浅野の石垣
第六部 閨閥を利用した石垣造り
一 石垣の角の担当
二 縁辺政策
三 縁辺大名の升形担当
四 御深井丸西壁の丁場割
五 普請組合