著者:茶川龍男、甲斐素純
発行:九重町教育委員会
発行日:1981年2月
ページ数:153P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、昭和五二年以来断続的に繰り返された城跡及びその周辺の地形、あるいは歴史的関連地名・遺跡・遺構・岐部氏所蔵の古文書等々の調査の中から、岐部氏関連の主なものを抽出し、まとめ、収録した。」
城跡の調査報告だけでなく、城主についてもまとめられていて当時としては大変珍しい形式で、今発行されるなら「岐部城跡総合調査報告書」と名付けられるだろう。
[amazonjs asin=”B000J7Z1IU” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”大分県玖珠郡九重町岐部城跡調査報告書 (1981年) (文化財調査報告〈第7輯〉)”]
[目次]
序章 遺跡の地理的概況とその周辺
一、九重町の位置・地勢
二、岐部城跡の位置とその周辺の環境
第一章
一、城跡周辺に残る地名・屋号について
二、中世山城と岐部城跡の遺構について
三、遺構解説
四、南山田地域の文化財
第二章
一、岐部城跡について
二、紀氏について
三、豊後清原氏と紀氏について
四、小倉神社所蔵の棟木に見る紀氏
五、岐部氏所蔵「豊後国珠玖郡十二家由来」について
六、地名と姓氏
七、時松姓について
第三章
一、岐部秀一氏所蔵文書
二、岐部勘市氏所蔵文書
三、「熊本県史料」中世編第四所収「岐部文書」
第四章
一、伝存の事情
二、岐部文書の内容
三、国東の岐部氏との関係
第五章 岐部氏関係遺跡踏査 国見町
第六章 参考資料 城郭用語