高根城(久頭郷城)総合研究報告書 水窪町文化財調査報告書第七集

高根城総合研究報告書
編集・発行:静岡県水窪町教育委員会
発行日:2002年3月
ページ数:269P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「平成五年度から、高根城整備復原に向けて実施していた発掘調査が、平成十一年度を持って終了しました。当初は、南北朝時代に地元国人領主奥山氏の築いた城跡ということで、それ程大きな成果が得られるとは考えてもいませんでした。ところが、調査が進むにつれて、すばらしい遺構が次々と検出され、戦国時代に武田氏によって大改修を受けた城であったことが判明しました。」

2/3ページが論考となっており、総合報告書という名は伊達ではありません。

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[目次]
報告編
 第Ⅰ章 調査に至る経過
  一、調査の経緯
  二、発掘調査の方法・経過・調査体制
 第Ⅱ章 位置と環境
  一、遺跡の概要
  二、歴史的環境
 第Ⅲ章 発掘調査の概要
  一、範囲特定のための調査
  二、三の曲輪南側二重堀切周辺の調査
  三、三の曲輪・二号堀周辺の調査
  四、本曲輪南側下段周辺の調査
  五、本曲輪から三の曲輪へと続く城内道の調査
  六、本曲輪及び周辺城の調査
 写真図版
論考編
 一、武田信玄の遠江侵攻と高根城
 二、縄張りから見た北遠・奥三河の武田系城郭
 三、北遠奥山氏について
 四、城郭の調査と整備を考える
 五、出土遺物から見た高根城 遠江地域の山城型居館との比較を中心として
 六、発掘調査から見た高根城(久頭郷城)
 七、文献史料に見る静岡県内の武田氏の城