編集:千代田区丸の内一丁目遺跡調査会
発行:東日本旅客鉄道株式会社
発行日:2005年8月31日
ページ数:カラー図版8P+307P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本遺跡は江戸城外堀跡を中心とする遺跡である。江戸城外堀のうち、大手側(東辺)については、現在その姿が失われている。今回の調査地では、近世の絵図面との対比、ならびに試掘調査の結果により、外堀の石垣がそのほぼ中央を南北に縦断する形で残存することが確認された。」
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[目次]
第1章 遺跡の周辺環境
第1節 地理的環境
第2節 歴史的環境
1.中世以前の遺跡地
2.近世以降の遺跡地
3.周辺の遺跡
4.第1次調査の概要
第2章 調査に至る経緯と調査経過
第1節 調査に至る経緯
第2節 調査経過
第3章 調査目的と調査方法
第1節 調査目的
第2節 調査方法
第4章 基本層序
第1節 自然堆積層基本層序
第2節 盛土層基本層序
第5章 遺構と遺物
第1節 遺構の時期区分
第2節 近世の遺構と遺物
1.概要
2.遺構と遺物
(1) 江戸城外堀跡
(2) 土坑・ピット
第3節 近代以降の遺構と遺物
1.概要
2.遺構と遺物
(1) 堀跡
(2) 石積み遺構
第4節 遺構外出土の遺物
第6章 自然科学分析
第1節 丸の内一丁目遺跡出土の動物遺体
第2節 丸の内一丁目遺跡の古環境と外堀の石材について
第3節 丸の内一丁目遺跡出土の木材・木製品の樹種
第4節 丸の内一丁目遺跡出土漆器椀の材質・技法
第7章 考察編
第1節 近世以降における遺跡地およびその周辺
第2節 調査成果からみた江戸城外堀の構造とその変遷
第3節 03号遺構出土遺物の分析
第4節 瓦類の様相
第5節 03号遺構斜面に廃棄された建築材
第6節 丸の内一丁目遺跡出土漆椀の特徴
総括 丸の内一丁目遺跡(第2次調査)の成果と課題