編集:地下鉄7号線溜池・駒込間遺跡調査会
発行:帝都高速度交通営団
発行日:1997年3月21日
ページ数:カラー図版3P+389P+付図2枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「今回調査を行った遺跡は、千代田区永田町二丁目と港区赤坂一・二丁目に所在する南北約620mもの長大なものとなる。このうち、北端は現在の日枝神社下のキャピトル東急ホテル前にあたり、南端は東京全日空ホテル前付近となる。この調査範囲は、外濠通りを南北に横切る道路下となる。溜池の谷は、近世まで水をたたえた池あるいは河川となっていたことが判明したが、現在は埋め立てられ、外濠通りが走っている。すなわち、調査地点は旧溜池をちょうど横断する形となっており、遺跡の破壊されている外濠通りを境として千代田区側と港区側に分断されるため、本書では溜池北岸域と同南岸域という記載により報告する。」
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[目次]
第1章 溜池遺跡をめぐる環境
第1節 近世以前の環境
第2節 近世以降の環境
第2章 発掘調査の経緯と調査の経過
第1節 調査に至る経緯
第2節 調査経過
第3章 調査の目的と方法
第1節 調査の目的
第2節 調査の方法
第4章 発掘調査の成果
第1節 遺跡の概要
第2節 遺跡堆積物の層序
第3節 山王社家第一地点の調査
第4節 山王社家第二地点の調査
第5節 山王社僧円乗院地点の調査
第6節 溜池土留・溜池内地点の調査
第7節 溜池南岸域の調査