編集・発行:静岡県金谷町教育委員会
発行日:1993年3月
ページ数:59P(図版17P含む)+大判付図2枚
定価:不明
オススメ度:★★★★☆
「諏訪原城は天正10年武田信玄の子勝頼が築城家として名高い馬場美濃守信房に命じ縄張りさせた戦国時代の山城とされています。この城は、城の前面を馬出しで固めた武田流の基本的な形が比較的良好な状態で残存し、その歴史的な価値は高く評価されております。この史跡は、昭和50年11月25日国の史跡として指定されましたが指定地内は殆どが民有地であり、中には茶畑にして生活の一助としているところもいくつかあり、保存管理を進めていく上で困難な状況下にあります。こうした状況の中において、平成3年土に地権者のご理解をいただき指定地内の一部を公有化することができました。これを機会に文化庁・県教育委員会の助成と指導もあり、このたび、「諏訪原城跡保存管理計画」を策定することとなりました。」
書評:
付図が大きくて諏訪原城の縄張りの隅々までよく分かる。
[amazonjs asin=”4783810370″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”静岡県の城物語”]
[目次]
第1章 保存管理計画策定の目的と経過
第1節 保存管理計画策定の目的
第2節 保存管理計画策定事業の経過
第2章 諏訪原城跡 歴史と現況
第1節 位置と環境
第2節 諏訪原城の歴史
第3節 諏訪原城跡の構造
第4節 発掘調査からの成果の概要
第3章 諏訪原城跡の史跡指定の経過と現状
第1節 史跡指定に至った経過
第2節 諏訪原城跡の現状
第4章 保存管理計画
第1節 基本的方針
第2節 保存管理の区分と範囲
第3節 保存管理基準
第4節 追加指定公有化
第5節 整備と活用にむけて
第5章 結語
図版
付図Ⅰ 諏訪原城跡地形図 縮尺1/500
付図Ⅱ 諏訪原城跡地形図 縮尺1/1000