シンポジウム 秩父平氏 畠山重忠とその時代

シンポジウム秩父平氏畠山重忠とその時代
編集・発行:中世文化財を活用した地域連携事業実行委員会
発行日:2010年1月23日
ページ数:95P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「畠山重忠は埼玉県を代表する人物です。板東平氏の内、秩父氏の出身で、源頼朝に仕え大功がありました。その事績の一端は「吾妻鏡」に記されていますが、42歳の時に北条氏に謀殺され一族が絶えたため、遺品が極めて少なく関連文書も多く遺されていません。しかし、文献史学の分野では他の断片的な史料を綜合する綿密な研究法によって嵐山町内で起こった大蔵合戦や河越氏の研究、武蔵国留守所惣検校職の実態追究などによって畠山重忠をめぐる歴史研究は大いに進展しつつあります。また、考古学においては重忠に直接関わる発見は少ないものの、埼玉県下において中世前期の館跡・寺院跡・生産遺跡などが調査された結果、武蔵武士の実生活や信仰、館内における生業についても少しずつ明らかになりつつあります。」

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[目次]
基調講演資料
 畠山重忠とその時代
個別報告資料
 報告1 武蔵国留守所惣検校職の再検討
 報告2 秩父平氏の本拠を探る 畠山氏を中心として
 報告3 秩父平氏の整地 武蔵嵐山
 報告4 全国に及ぶ重忠伝承
紙上発表
 資料1 畠山重忠とその遺跡
 資料2 源範頼・大串次郎とその遺跡
 資料3 岡部六弥太・榛沢六郎成清とその遺跡
 資料4 高坂氏とその遺跡
 資料5 河越重頼とその遺跡
 資料6 源頼朝と鎌倉の中世遺跡 名越・釈迦堂口遺跡を中心に