管生城址 県営畑帯総合整備事業(担い手支援型)管生地区に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書

管生城埋蔵文化財発掘調査報告書
編集・発行:常総市教育委員会
発行日:2007年3月31日
ページ数:カラー図版2P+52P+図版21P+附図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「菅生城は、沼沢地に突き出た半島状の台地を横堀で分断し、直線的に曲輪を配置した連郭式の丘城と判断される。同様の地形が多い茨城県南部では比較的よくみられる城郭形態であるが、戦国時代末期の天正期に後北条氏の影響下で増強・改築が行われ、最終の縄張りが整えられたと考えられる。天正期の城郭主要部の範囲は東西方向約350m、南北方向約200m、城郭主要部の西側には外郭部と思われる平坦地が別雷神社まで約400m続き、谷津で囲われた台地の全面、東西方向約750m、南北方向約300mを城域として取り込んだ広大な城郭であったと推測される。」

書評:
武田氏に対する後北条氏の最前線の城のひとつであった管生城の本格的発掘調査。

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[目次]
序章
 第1節 発掘調査に至る経緯
 第2節 遺跡の位置と環境調査
  1.地理的環境
  2.歴史的環境
 第3節 調査の方法と経過
  1.発掘調査の方法
  2.発掘調査の経過
  3.整理作業・報告書作成の経過
第1章 確認調査
第2章 遺跡の概観
 第1節 基本層序
 第2節 管生城の歴史的概観
第3章 検出された遺構と遺物
 第1節 検出遺構の概要
 第2節 管生城に関連する遺構
  1.1号堀・周辺の遺構
  2.2号堀・1号土塁・周辺の遺構
  3.3号堀・2号土塁
  4.4・5号堀
  5.第Ⅲ・Ⅳ郭の遺構
  6.6号堀
  7.7・8号堀
  8.城山(主格)南側の遺構
 第3節 管生城以前の遺構
第4章 調査の成果と問題点
遺物一覧表
写真図版