出版社:学研
発行日:2005年12月初版
ページ数:203P
定価:1,900円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
「戦国の堅城」の第二弾。今回は機能別に城を分析するとともに、実際の合戦をサンプルとして攻城、防御術などを徹底解説し、名城・堅城16城を復元する。また巻末データ集として、研究者が薦める知られざる堅城30を紹介する。近江の諏訪原城などの境目の城・繋ぎの城、下総の本佐倉城などの居城・根城、月山富田城総力戦などの実戦にみる城の戦いなど、戦略・戦術を具現した16堅城を、分かりやすい図表と解説とともに、徹底検証する。
雑誌「歴史群像」の人気コーナーの再編集版。1つの城にスポットを当てて、往時の姿をイラストで再現し、城の歴史に触れることができる。
[目次]
第一部 境目の城・繋ぎの城
遠江 諏訪原城
近江 宇佐山城
越後 荒砥城
上野 名胡桃城
会津 久川城
安芸 亀居城
馬入峠の塁
任務と目的に応じた城の多様性
第二部 居城・根城
下総 本佐倉城
近江 小谷城
上野 岩櫃城
南部根城
軍事としての城 政治としての城
第三部 実践にみる城の戦い
月山富田城総力戦
韮山城包囲戦
山中城攻城戦
上田城防衛戦
名古屋城
城をめぐる「攻」と「防」
城郭研究者が薦める堅城30選