出版社:北國新聞社
発行日:2006年3月初版
ページ数:159P
編集:石川県教育委員会事務局文化財課金沢城研究調査室
定価:2,000円(税込5%)
オススメ度:★★★★★
書評:
金沢城研究調査室が発掘調査などの結果を踏まえて5年間の研究成果をまとめている。金沢御堂の時代から現在までの移り変わりをイラストや古地図、古い写真などを多用してあり、興味を持って読み進めることができる。この書籍がこれから本格化する金沢城復元の盛り上がりの一助となることを願っている。
この「よみがえる金沢城」シリーズは全五巻で発行される予定であり、今回の出来から想像して次も楽しみである。
[目次]
パノラマ図解
第1章 金沢御堂の時代
第2章 金沢城の創建
第3章 寛永の大火と城の整備
第4章 前田綱紀と金沢城
第5章 宝暦の大火と再建事業
第6章 二ノ丸再建と藩政立て直し
第7章 幕末の金沢城
第8章 明治以後の金沢城
[本書の特長]
・最新の成果をわかりやすく
・ビジュアルで大型図版がおもしろい
・系統的な信頼できる説明
・第一線の城郭研究者が寄稿