出版社:郷土出版社
発行日:1987年9月初版
ページ数:200P
著者:森本一雄
定価:4,500円+税
オススメ度:★★★★☆
「山嶽重塁、平地の少ない飛騨の国は、古代から下国といわれた。この山峡で、南北朝期以後戦国争乱時代まで、永い歴史の中で繰り広げられた興亡変遷、つわものどもの夢のあとは、「城址」の年輪に滲み透る。流血と泥沼で彩られた遺蹟である。天正十三年、金森氏が統一、飛騨を領有するまで、古城に残る長く暗雲非常の歳月をけみした。かくして遺された祖先の古城跡を破壊損傷することなく、永久に保存し、子孫に伝えることは現代に生きる私どもの使命ではないかと考える。」
書評:
本書は飛騨地方の城館研究として決定版とも言える内容になっています。縄張り図のある城館も多いので、散策の手引きとしても最適ではないでしょうか。
[amazonjs asin=”4990016637″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”定本金森歴代記―初代~七代”]
[目次]
飛騨城址所在地図
高山市の諸城
天神山城 高山城 高山陣屋 松倉城 石光山砦 畑佐城
山田城 三枝城 鮎崎城 中山城 冬頭城 松亭址
三仏寺城 堂洞城 鍋山城 畑館址 覗ノ城 岩井城
飯山城
大野郡の諸城
尾崎城 森城 笠根城 日ノ見ヶ嶽城 黒川城 青屋城
兜(甲)城 山下城 坂下城 牛臥山城 臼越城 牧戸城
萩町城 帰雲城
吉城郡南部の諸城
山崎城 田中城(広瀬城) 蓑輪城 高堂城 梨打城(梨内)
野口城 垣内山城 池の山城 鞍ヶ嶽城 小鷹本城(付・古河黒内城)
蛤城(古川) 増島城 小島城 下北城 向小島城 角川砦
小谷城 塩屋城 忍城(志野比)
吉城郡北部の諸城
寺林城 政本城 傘松城 金森左京館 茂住宗貞屋敷 高原諏訪城
舟津東町城(神岡) 洞城 八幡山城 杏城 天元山城
益田郡の諸城
今井・大ヶ洞・井戸城 萩原桜洞城 桜谷城 萩原諏訪城
楢尾山城 宮地城 乗政城 大威徳寺城 下呂森城 伊波郡谷城
金山城 保木山城
飛騨地方以外の諸城
越前大野城 郡上八幡城 小倉山城 中地山城 舟倉城
上ノ山城(月丘城)
日本城郭史の略説