編者:土田豊雅
発行日:不明
ページ数:166P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「とりわけ関心を持ったのは自分の村にある増山城の事で、何とかして自分の生涯の間には増山城の歴史を調べ終えてみたいと言う希望で一杯でした。しかし其の頃の増山城についての事は増山城の城跡があり、私の家の先祖が代々神保城主に仕えて居たこと、頼成新に能景塚、為景塚がある事位で伝説も古老の人達の話もまちまちで結局城主としては上杉謙信に敗れた神保安芸守を知って居ると言う程度の村人の認識でした。それでもと思って古老達の話は中等学校時代に出来るだけ記録して見ました。」
書評:
国史跡になった増山城の地元の史家による郷土歴史書。発行年がわかりませんが、明治100年ということで1968年ということになりますか。増山城を中心とした富山の貴重な中世史の物語です。
[目次]
第一編
一 その昔の北陸路
二 越中に於ける源平合戦記
三 北條氏の鎌倉幕府時代
四 和田の郷始る
第二編
五 和田の郷亀山城
六 増山城初代城主
七 増山城二代城主
八 増山城三代城主
九 増山城四代城主
一〇 増山城五代城主
一一 増山城六代城主
一二 増山城七代城主
第三編
一三 落城後の増山城
一四 佐々成政の時代となる
一五 前田氏世に移る
第四編
一六 徳川時代の主なる集録
一七 明治維新の増山城址
一八 附記