編集:白金館址遺跡調査会
発行:白金館址遺跡調査会
発行日:1989年6月
ページ数:98P+付図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「今回ここに報告した白金館址遺跡は、国立自然教育園の東側に位置している。発掘調査は開発事業主の違いから、特別養護老人ホーム建設用地、亜東関係協会東京弁事所公舎等建設用地、の二件に分けて実施された。ふたつの用地は南北に隣接した位置にあり、遺跡の分析を行うには当時の土地利用の状況に基いた検討が望ましいとの観点から、本書では両地区を併せた遺跡の考察を行っている。」
書評:
中世の白金館の想定遺跡内ではあるが、土塁の外側であるらしく、明確な遺構・遺物は見つかっていない。題名とは別に江戸の大名屋敷跡の報告書として読むのが妥当です。
[目次]
第1章 近世・近代の遺跡周辺 文献調査の成果より
第2章 遺構・遺物の考察
第3章 自然科学の方法による分析
第4章 総括