編集:富山市教育委員会
発行:富山市教育委員会
発行日:1983年3月31日
ページ数:32P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「富山市教育委員会では、市内唯一の中世山城「白鳥城跡」の概要を把握し、活用方法を検討するため昭和55年度に第1次の試掘調査を実施し、礎石や敷石状遺構などが良好に遺存しているのを確認した。今回調査は、それを継続しD郭(俗称、西一の丸)の遺構の状態を確認しようとするもので、グリッド法により行った。調査では、礎石や石組溝などの遺構を現地表面下に検出し、かつての公園化事業に伴う表層土削平にもかかわらず、その大部が良好に遺存するのを認めた。また、D郭北東の空堀では弥生系高地性集落の環濠の検出があり、当該遺構の県域初の例として注目される。」
書評:
白鳥城跡の発掘調査ではあるが、注目は弥生系の環濠にいっている感のある。ここでも礎石が残っていたようで何よりですね。
[目次]
Ⅰ 調査の概要
Ⅱ 遺跡の概要
Ⅲ 遺構
Ⅳ 遺物
Ⅴ まとめ
学習院大学放射性炭素年代測定結果報告書