編集・発行:大須賀町教育委員会
発行日:1999年3月31日
ページ数:121P+図版11P+30P+13P+31P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
「町の成立から現在まで大きな影響を与え続けていきた横須賀城跡は、当町にとってかけがえのない財産であり、町民のよりどころです。しかし、明治維新で廃城となった後、建物や石垣を失い、街並みが形成され、更に高度経済成長期に堀跡が埋め立てられて、城としての景観を完全に失ってしまいました。このような状況を憂いた多くの人達の努力により、昭和56年城跡は国史跡に指定され以来保存活用の諸事業が図られてきました。特に平成7年度から始まった「史跡等活用特別事業」いわゆる「ふるさと歴史の広場事業」では、天守をふくむ本丸一帯の整備が進み特に本丸前の大石垣は他では見られない玉石積みの高石垣で、見た人に驚きを与
書評:
える独特の景観をつくっています。」
今はきれいに整備されている横須賀城ですが、どのように整備されたのか経過をみることができて貴重です。いたずらで壊されてしまった模型の製作過程をみると、苦労して完成したのに心ない人がいて残念です。
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[目次]
第1章 事業の概要
第1節 横須賀城跡の概要
第2節 土地公有化事業
第3節 整備事業
第4節 発掘調査
第5節 整備委員会
第2章 復原整備工事
第1節 復原の考察
第2節 復原整備の概要
第3節 実施工事
第4節 工事関係者
第5節 実施工程表
第3章 野外模型制作設置工事
第1節 模型材質の選定
第2節 模型制作について
第3節 躯体について
第4章 発掘調査
第1節 天守台跡
第2節 三日月池北側中段部分
第3節 三日月池東川上段中段下段部分
第4節 天守台東下平坦面
第5節 天守台北斜面下部分
第6節 遺物について
第5章 まとめ
付編 横須賀城出土瓦から見た豊臣政権の城郭政策