加賀の俳人 河合見風

加賀の俳人 河合見風
著者:藏角利幸
出版社:桂書房
発行日:1998年6月
ページ数:641P
定価:8,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「見風の後裔で、見風資料の継承者である人物と縁戚となったことがきっかけで見風研究にのめり込むようになった著者の長年の成果をまとめた一冊。見風とその時代を解説するとともに、資料編として代表的な句集の翻刻も付けた。
見風の研究書には、すでに津幡町四十周年の記念として中田風来氏を中心に編集された「郷土の俳人 河合見風」(津幡町刊 平成六年)がる。この書は、津幡町あげて見風を顕彰したもので大きな成果を得たものであるが、このたびの藏角氏の著書では、それを含みこんでさらに緻密なものになっている。たとえば当時の歴史的状況を述べたり、また見風と親交のあった前田土佐守直躬の事蹟や、それに京都の公卿冷泉為村との交流など、委曲をつくして述べられている点などがそれである。」
石川県河北郡津幡町の郷土の俳人「河合見風」研究の集大成とも言える大書です。
この書籍をbk1で購入する


[目次]
第一章 見風お家系
第二章 見風とその時代
第三章 見風の俳歴
第四章 見風と加賀・越中俳壇
第五章 見風と中興諸名家・堂上歌人
第六章 見風発願による為広塚の再建
第七章 見風書誌・略年譜
資料編