編集・発行:四国城下町研究会
発行日:2006年6月10日
ページ数:544P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「今回の研究会では、「近世の屋敷境とその周辺」がテーマである。具体的には、各地の発掘調査から検出された近世の屋敷境界施設について、特に武家屋敷を中心として、その形態・構造を地域性・階層性・年代性の点から比較検討し、史料からのアプローチも含めて、近世の屋敷境界の実態に迫る。また境界に連続・附帯する道路・上下水道や、境界近くに存在する信仰・祭祀等に関係すると思われる遺構・遺物を合わせて検討し、区画・境界の機能的意味と精神的意味を考える。」
[目次]
1 問題提起
2 徳島城下町の屋敷境1 常三島地区
3 徳島城下町の屋敷境
4 高松城・城下の屋敷地と区画施設
5 明石城下町の屋敷境
6 京都・公家町の屋敷境
7 屋敷境の祭祀・信仰
8 史料にみる徳島城下町の屋敷境
9 講演 武家の屋敷の境界施設のあり方をめぐって
誌上発表1 徳島城下町における屋敷境の変遷と地鎮行為
誌上発表2 福岡県における近世の屋敷境とその周辺
データ 全国の近世遺跡における屋敷境の検出例