著者:美濃源三郎
発行:郷土史研究会
発行日:1964年12月
ページ数:162P
定価:300円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「苔むした石塁や、雑草の生い茂る城跡にたたずんで、私たちはその先祖の歩みを偲び、明日への発展を期したいと思うのである。文中に登場のわれらの先祖は、私たち子孫になにものかの教訓を与えてくれるのあろう。その意味において、本書には城跡所在地の旧家と伝えられるものの祖を、なるべく多く登場させた。もちろん史実、旧家の古文書をもととしているが、必要に応じて仮空の人物も配している。」
文庫サイズで岡山県の代表的な城の話を14載せている。岡山は郷土史が充実した土地ですね。
[目次]
一、福山城と水野氏
二、作州山城と森藤氏
三、岩槻城と土師氏
四、撫川城と戸川氏
五、高松城と生駒氏
六、金川城と松田氏
七、村上城の興亡
八、能美城と熱田氏
九、犬居城と天野氏
一〇、三宮城と毛利 宇喜多の攻略戦
一一、松島と神功皇后
一二、三原城と小早川氏
一三、一瀬城と竹内氏
一四、岡崎城と徳川家康