著者:石崎建治
出版社:自鐘舎
発行日:2010年10月
ページ数:301P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「順調な昇進、加増。それを上回る「身分費用」の重み。揺れる幕末の武家社会で、御算用者がはじいた人生の算段とは? 猪山直之の日記の翻刻・研究を進める中で浮かび上がってきた、直之とその周辺の人々の姿を記す。」
磯田通史氏の「武士の家計簿」を題材にした映画が公開され、磯田氏と同時に日記の研究を始めた著者の研究成果が本になりました。両者偶然にも同じ猪山家の古文書(一方は家計簿、一方は日記)を入手していたなんで奇跡的ですね。
[目次]
第一章 直之、加賀藩に出仕す
第二章 御次執筆役の日々
第三章 猪山家の行事と祭礼
第四章 猪山家の収入と支出
第五章 猪山家の幕末維新