著者:田安徳川家第11代当主 徳川宗英
出版社:文芸春秋
発行日:2006年8月
ページ数:286P
定価:562円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「貯めた金で城の床が抜けた家康、美少年好きの家光、カラスを島流しにした綱吉、泣く泣くあきらめた吉宗の恋、大奥から嫌われた慶喜、日本で最初にラーメンを食べた水戸黄門など、徳川御三卿の一つ「田安徳川家」第十一代当主が徳川幕府にまつわる「面白い話」「へえーな話」を収集。一族だからこそ知りえた秘密も明らかに。」
田安徳川家の現当主が語る徳川家、とはいえ過去の話は資料に残るものなので目新しさはないですが、近代の将軍でなくなってからの話は興味深いですね。将軍とはいかなる人物だったのか、文庫版なので持ち歩いて合間に読めますよ。
[目次]
第一章 やっぱり家康はエラかった
第二章 奇人変人だらけの将軍たち
第三章 最後の将軍は毀誉褒貶
第四章 徳川家もラクじゃない
第五章 御三家と御三卿の微妙な関係
第六章 わが田安家のヒミツ
第七章 江戸城大奥はいいところか?
第八章 その後の徳川家