編集:「美作国の山城」編集委員会
発行:第25回国民文化祭津山市実行委員会
発行日:2010年10月30日
ページ数:462P+付図1枚「岩屋城跡」
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆
書評:
「本書は、「第25回国民文化祭・おかやま2010」で津山市が主催する「中世山城の祭典」の記念冊子であります。これまで美作地域には、中世城館は約300箇所ぐらいあるのではないかと漠然と推定されていましたが、今回の調査で、その数の倍以上の666の城館があることが判明いたしました。これまで、中世城館をまとめた冊子は、美作地域はもとより岡山県内においても皆無であり、本書刊行の意義は計り知れないものがると考えています。」
今年の国民文化祭の記念冊子なんですが、これがものすごいです。400ページを越えるボリュームに、美作国の城跡の写真と縄張り図、インタビューなどが含まれています。写真はカラー、紙も上質で、制作費だけでも1000円を越えると思われるので、着払い送料がそれなりにかかりますが、価値はそれ以上ですよ。一般販売の声に応えて発行されたものですが、品切れになる前にぜひ入手してください!
[目次]
第一章 美作国の城館
津山市
真庭郡
苫田郡
勝田郡
英田郡
久米郡
補遺
第二章 美作国城館の概説
概説 -美作国の山城・丘城・館城-
第三章 美作国の中世山城をもとめて
山形省吾・聞き書き 美作の中世山城をもとめて
「聞き書き」を終えて 山形省吾氏と美作城郭史研究
付編
主要参考文献および解題
掲載山城一覧
「美作国の山城」冊子2冊もっています。
1冊は、父 山形省吾(平成29年12月21日死去)の分ともう1冊は、私の分です。
内容は、山城ファンは元より歴史好きなら、満足できるものです。
冊子内の縄張図の原画を保存していますので、興味のある方は、連絡をください。