編集:北日本新聞社編集部
出版社:北日本新聞社編集局
発行日:2010年7月
ページ数:118P
定価:933円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
「戦国の世から明治に廃城となるまで、越中の国の中枢だった富山城。近年の発掘調査や文献の分析などで、多くの事実が明らかになった。越中の歴史をひもときながら、謎に包まれていた富山城の姿にせまる。」
北日本新聞に掲載された記事に加筆し出版されたものですが、新書としては文字が大きく読みやすいです。富山城は富山県を代表する城ですが、本としてまとめられたものは少ないですのでおすすめです。富山城の発掘調査を含めた最新状況がわかりますよ。
[目次]
越中の拠点
公園に中世の城跡
神通川が天然の要害
謙信、一向一揆に苦戦
成政が秀吉に降伏
秀吉の聚楽第を意識
藩は町づくり優先か
鏡石に永遠の願い
「武」から「文」重視へ
フェーンで被害拡大
中枢守る二階櫓門
文化広め藩に活力
祭りの記憶、桜木町に
命懸け藩の改革図る
県都のシンボルに
大手門石垣が出土
富山城年表
富山前田家略系図
富山藩歴代藩主一覧
本文に登場した富山の城一覧
富山県内の前田家ゆかりの墓所・菩提寺