発行:三木市教育委員会
発行日:2010年3月31日
ページ数:252P+図版34P+資料編92P
編集:三木城跡及び付城跡群学術調査検討委員会
定価:3,000円(5%税込) 130部
オススメ度:★★★★☆
書評:
「本書は、平成18年度から4年にわたり、三木城や三木合戦にまつわる遺跡についての総合調査を行った結果をまとめたものです。この調査は、考古学、縄張り、文献史学等の分野の専門家によって検討を加えていただきました。」
三木城跡群の国史跡指定に向けて行われた総合調査の報告書。大部であるためか発行部数が少なすぎます。そのため、一般販売は予約だけで品切れとなり、自分も発売直後に古書として定価より随分高く購入しました。
三木市の本書案内ページ
[目次]
第1章 はじめに
第1節 三木城跡及び付城城群周辺の地理的環境・歴史的環境
第2節 調査の経緯・経過
第2章 歴史
第1節 三木城主赤松別所氏の動向
第2節 三木合戦の経緯
第3節 別所氏以後の三木
第4節 三木町の形成
第5節 在郷町としての三木町
第3章 三木城跡・付城跡群・多重土塁の縄張りと現状
第1節 三木城跡の縄張りと現状
第2節 付城跡の発掘調査
第3節 多重土塁
第4章 三木城・付城跡群・多重土塁の発掘調査の成果
第1節 三木城跡の発掘調査
第2節 付城跡の発掘調査
第3節 多重土塁の発掘調査
第5章 三木合戦関連文化財
第1節 紅地格子・萌黄白段切唐草文様片身替綾小袖
第2節 三木合戦軍図絵解き
第3節 三木城地図等関係絵図
第4節 鉄鐙
第5節 蒔絵桜花南蛮人文鞍
第6節 羽柴秀吉制札
考察編
三木城周辺の考古学的成果
三木城並びに付城群の考察
戦国期の攻城戦から見た三木城包囲網戦について
まとめ
三木城跡及び付城跡群の国史跡指定の必要性と今後の活用
史料編
三木城跡・別所氏をめぐる史料と解説