金沢城の三御門 -河北門・橋爪門・石川門- 金沢城史料叢書11

金沢城の三御門 -河北門・橋爪門・石川門- 金沢城史料叢書11
発行元:石川県金沢城調査研究所
発行日:2010年3月初版
ページ数:168P
定価:1,200円(税込5%)
オススメ度:★★★★☆
書評:
「石川県金沢城調査研究所では、平成18年度から石川門を含む金沢城の城門に関する総合的調査に着手しております。この事業では、考古学、歴史学、建築史学、それぞれの立場から総合的な調査を進め、城内各所に存在した城門の姿や、その変遷、使われ方等の解明に努めてきました。本書は、これまで4年間の調査成果を、中間報告としてまとめたものです。本書では、石川門に関する基本資料を多く載せておりますが、これは現在進めている附属太鼓塀等の解体修理工事に伴う調査の中で、多くの関係資料が確認されたためであります。これに加え、本年春、復元工事が完了する河北門について最新の調査成果を要約し紹介しました。さらに橋爪門については、これまで周知されている資料を中心に掲載し、今後の調査に備えることにしました。」
石川門の太鼓塀修理に関する資料が中心ですが、石川門の昭和修理に関する未公開の写真が多数掲載されているのは貴重である。三御門の文字史料が掲載されている。
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[目次]
カラー口絵
第1章 金沢城の概要
 (1) 金沢城の規模と曲輪構成
 (2) 金沢城の歴史
第2章 金沢城三御門の変遷と概要
 (1) 河北門の概要
 (2) 橋爪門の概要
 (3) 石川門の概要
 ○ 江戸時代の姿
 ○ 戦前の古写真
第3三章 石川門の解体修理工事関係資料
 (1) 金沢城石川門附属右方太鼓塀の発掘調査概要報告(平成19~20年の解体修理工事に係る埋文調査の記録)
 (2) 金沢城石川門保存修理工事(昭和28~34年)の記録
第4章 三御門に関する文献史料
附 三御門絵図リスト