編集・発行:千葉市立郷土博物館
発行日:2009年11月25日
ページ数:90P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆
書評:
「展示のテーマは、近頃市民の関心が高い戦国時代としました。千葉市内におきましてもここ二十年あまりの間に、開発などに伴う数多くの発掘調査が行われ、戦国時代の遺構や遺物が多数発見されております。さらに近年、戦国時代の考古学を初めとして、文献史学や城郭研究などの分野においても新たな研究が展開されております。今回の展示では、このような調査研究の進展をうけ、市内の中世の城郭を中心とする遺跡に光をあてました。本展では、これまで市民の皆様の目に触れる機会の少なかった遺跡の出土資料が展示の核となっております。」
千葉市の市史編纂40周年を記念して、企画展にあわせ編集された冊子。千葉市の中世城館の縄張り図(現在地図に重ねて表示)、発掘調査の遺物などがフルカラーで掲載されている。おすすめ!
千葉市図録販売ページ
[目次]
序章 千葉市の戦国時代
第一章 中世の千葉と猪鼻城跡
第二章 高品城と千葉氏の元服
第三章 中世の浜野と宗長来訪
第四章 生実城をめぐる戦国世界
第五章 土気城と酒井氏
第六章 千葉市の中世遺跡
終章 千葉の戦国的世界の展開