讃岐の古城跡と豪族たち/細川頼之と讃岐 草創シリーズ2

讃岐の古城跡と豪族たち/細川頼之と讃岐 草創シリーズ2
編集・発行:草創の会
発行日:2008年7月
ページ数:155P
定価:1,400円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「日本一小さな香川県に古城跡が四〇〇カ所を超えます。その多くは山城ですが、古代に築かれた朝鮮式山城に始まり、中世に地域支配の拠点とした豪族たちの屋形から、群雄が覇を競った戦国乱世の城塞、幕藩体制が定まった後の民政を目的とした城と城下町造り。築城には、その時代を物語る背景が歴然として姿を現します。この、歴史そのものの、さまざまな形態の城跡が、狭い県土にギッシリと詰まった様は、まさに”城跡見本市”そのもので、各城跡には氏族の興亡の歴史、秘話が加わります。」
B5版でそこそこ大きいのにフルカラーページで非常に読みやすいです。それは城研究の専門家が書いたものではないということと、城跡の散策記であることによります。書店に並ぶ本ではないので入手方法は限られるものの、香川県の城跡の散策には非常に参考になります。


[目次]
序章 讃岐の豪族の変遷
第一章 さぬきの古城跡と豪族たち
第二章 海の城
特別寄稿 細川頼之と讃岐