出版社:講談社出版サービスセンター
発行日:2000年1月
ページ数:242P
著者:井上力
定価:1,2000円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「天下布武への第一歩でありながら、今なおそのすべてがわかっていない桶狭間の合戦。その全容を家臣・太田牛一の遺した「信長公記」が語っていた。誰も読み取れなかった桶狭間の真実がここにある。」
「もう一つの」という言葉から「信長公記」を読み解く歴史的視点を期待していたのですが、典拠を他書に求めるなど評論の要素が強い一冊です。そういう考えもあるのかな、くらいの気持ちでお読みください。
[目次]
第Ⅰ章 主役と語り手の登場 -本書のテーマ-
第Ⅱ章 主役と語り手の奮闘 -読み取られていなかった戦略構図とその実現-
第Ⅲ章 語り手の嘆き -勝利の裏側-
第Ⅳ章 語り手の孤独 -結び-
付録 巻末資料